01月30日(水)

鹿男,あをによし 

先週末からちょっとばかしお出かけしてたおいら。
その途中でこれ買おうと思ったんですが,

方法としての行動療法方法としての行動療法
(2007/07)
山上 敏子

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これ買うならEdyでマイルがたまる,地元の本屋の方が良いなあと考え直して,代わりにこれを買いました。
鹿男あをによし。ドラマの原作本です。

鹿男あをによし鹿男あをによし
(2007/04)
万城目 学

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なんつーか,ぎりぎりの作品ですね。
これ以上軽くては下品だし,これ以上ふくらますとくどい。
そして読んだ後に何も残らないこの感じは,うーん,幻冬舎w
出版されて1年未満でドラマ化,というのも胡散くs(ry

でもこの人,句読点をはじめとする文章内記号の使い方が,すごくうまい。

おいら,映画にしろドラマにしろ文学にしろ,作り手がその表現媒体にしかできないことが分かっているなあと思えるものが好きなんですが,この作者はそこクリア。
小説にしかできないことを,たぶんよく知っている。

で,そん次に来るのが句読点やら記号やらなんですよ。
文章の中の記号というのは,その文章の呼吸そのものだと思うのです。
ここは一息に読ませたい,ここは印象づけたい,その緩急をびしっとつけるのが記号なんじゃないかと。
今まで記号で息を呑まされたのは,芥川龍ちゃんに,川端さんでしょ,最近だと山田詠美に花村萬月。
花村萬月の「笑う山崎」にはぞくぞくしたもんなあ。

で,記号を駆使して取り混ぜた,地の文と会話文の混ざり具合もおいら好みです。
ストーリーもなかなかシュールで面白い。一言では言い表せない中身です。
でも冒頭でも言いましたが,これ以上シュールすぎるとラノベです。
書き手の文章力がそれを阻止してますけどね。

<以下ネタバレ含みます>
01月05日(土)

年始あれこれ 

浅木さんとこのテンプレートがやたらかわゆくて日参してるおいらです。おハローございます。
いや〜,んもうぬっこぬこ〜♪

今日書店を回って気になったご本をご紹介〜。

そらとぶねこそらとぶねこ
(2007/11/02)
junku

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もう,もうね,肉球全開。それに尽きる。
いいなー,J(仮名)が猫恐怖症じゃなければもっふもふぬっこぬこな日も夢ではないのだけどなー。
J(仮名),かつて子猫と遊ぼうとしてでれんでれん子猫に近づいてったら,お母さん猫に空飛ばれてそのまま強烈なとび蹴り食らったですよね。
以来,猫ダメ。
無理に飼ってもJ(仮名)とぬこ,両方にかわいそうなことになるだろうし〜。
なので,道端のぬこに声をかけてさみしさを紛らわす不憫なおいら(´・ω・`)
この本も,買ってしまうとぬこ恋しさが募ってしまうと思うので,購入予定はなし。

ペット系購入予定なしつながりでこっち。

ペットはあなたのスピリチュアル・パートナーペットはあなたのスピリチュアル・パートナー
(2007/09)
江原 啓之

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や,あの,あれですよ?美輪様は好きですけど,あっちの世界に行ったわけでないですよ?立ち読んだだけだし。
ただね,やっぱりね,ペットと聞くとついね。モニョモニョ

それがですね,まるっとトンデモ系の本かと思ったら,犬猫の飼い方や日常について書いてある前半は,ふつーにいいことゆってるんですよー。
ペットが行方不明になったらこういうところへ知らせなさいとか最後まで飼えとかノーリード(・A・)イクナイ!!とか動物はアクセサリーじゃないんだぞーとか。
非常に現実的,かつ(おいらから見て)マトモ。

後半はすぴりちゅある全開で「・・・(;・∀・)」ですけどね。
鉱物が前世って(でも一応読んでみた)。
ダイヤモンドとかはむしろヒトなんかより徳が高そうな感じするぞ。真珠とか。

専門関連書籍だとこれですかね。買うかはわからんけど。

発達障害の子どもたち (講談社現代新書 1922)発達障害の子どもたち (講談社現代新書 1922)
(2007/12/19)
杉山 登志郎

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タイトルが少し気になりますがまあいいとして(何故かえらそーなおいら)。
内容はともかく,センモンカ以外も読む新書で,杉山御大がどういうふうに「発達障害」について説き明かすのか,ということに興味があったりなかったり。

週があけたら仕事始めだってことを思い出してしまいましたorz→人気ブログランキング
12月21日(金)

歌の味 

MP3の中はいつもカオスなんですが,ここ最近のヘビロテはこちら。

Yuka Kawamura Best”Works”Yuka Kawamura Best”Works”
(2003/12/03)
川村結花

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「夜空ノムコウ」の作曲者として有名な川村氏,おいら冬になると聞きたくなるんですよね。
曲がまた,すごく抑うつ的というか,喪失しっぱなしなんだけどぎりぎりのところで踏みとどまるというか,とにかく切ない。
しかもその切なさが夏のものではなくて,身を切るような冬の切なさなんですよ。
アケボノ」とかね。
曲がきれいなんだけど歌詞が哀しいし。
お引越し」とか「Here There」とか,もろ喪失の歌だし。
しかし彼女が歌う「夜空ノムコウ」は,むしろ決然としていてスッキリしている感じなのが意外なのです。
あちこちでカバーされている感のある夜空ノムコウですが,それぞれの歌い手によって味が違うのが面白い。

SMAPはもちろん,小田和正氏もお気に入りで,「クリスマスの約束」の時に歌ってましたし,作詞者のスガシカオ氏も歌っていて,それぞれ味が違うのですが,これってば歌の上手い下手ではないのですよね。
時代の風と,歌そのものと,歌い手の声と,聞き手が歌い手に投影するものと,それらがすべてあいまって,歌の味になり,力になってるような。
SMAPが歌ってミリオンセラーになったというのは,これらが上手く作用したのだと思います。

夜空ノムコウ夜空ノムコウ
(1998/01/14)
1

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SMAPの,決して安定しているとは言えない歌唱力と,「あの頃の未来に/僕らは立っているのかなぁ」というフレーズに向かってすべてを込めたという楽曲とが,不安に揺れる時代を映し出したんでしょうね。
歌と,「その時の」SMAPによる歌唱と,曲発売のタイミング。どれが欠けても,おそらくあそこまでのヒットはしなかったんだと思うのですが,いかがでしょうか。

そしてカバーと言えば,こちらもよく聞いています。

ウタヂカラ~CORNERSTONES4~(初回盤)ウタヂカラ~CORNERSTONES4~(初回盤)
(2007/11/14)
佐藤竹善、SALT & SUGAR 他

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目玉は「サヨナラ」のようですが,すごく溌剌としてるので,好き嫌いが分かれるかも。
強調されているシンコペーション(だっけか?)のために,マーチみたいに聞こえるのが溌剌さの源泉だと思うんですが,おいらはその日のコンディションによって聞こえ方が違います。

出色はこっちよりも,村下孝蔵の「初恋」のカバーでしょう。
カバーと言うよりリアレンジと言った方がいいような気さえする。
オリジナルは
「少年が大人になって初恋を思い返す」
というテイストで,竹善版は
悪い大人になってしまった少年が初恋を苦く思い出す
といた風情。
酒とタバコと場末のにおいがぷんぷんしてます。
“浅い夢だから/胸をはなれない”というフレーズがあるのですが,この“浅い夢”が,オリジナルだと普通に,ああ初恋のことね,と思うのですが,竹善版だと初恋を思い返すことまでもが“浅い夢”であるかのごとく聞こえます。
面白いです。

上記アルバム2枚とも,冬の空気によく似合います。もしよかったら,お勧めです。

願わくば,小田和正あたりがカバー集出してくれますように・・・→人気ブログランキング
11月10日(土)

うたのまわりに 

秋も深まった最近のヘビロテはこちら。

five-star(初回生産限定盤)(DVD付)five-star(初回生産限定盤)(DVD付)
YUKI

ERJ(SME)(M) 2007-10-03
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実はおいらにはさみしさセンサーみたいなものがついてるんです。
そのおかげで,さみしさを感じさせるもの,さみしさを抱えている人には妙に敏感だったりします。
ただ,気付くさみしさにも種類があって,何というか,外側に何かが足りない,という状態には反応せず,内側の何かが抜け落ちている,という種類のさみしさ限定のセンサーなんですね。

たぶん,後者の方が補完不能でどうしようもなく,どうしようもないからこそ目が離せず,かつ自分が後者の方に属しているからだと思うんですが。
前者のさみしさしか知らない人とは,どうも反りが合わない。無邪気でかわいいんですけどね,こういう人って。でもそれだけ。深みなし。
そういう人とのあいだには,価値観云々以前の,ものすごい溝を感じます。
そして,好きになる人たちはみな後者のさみしさを抱えている,ないしは知っている人ばかりのような気がする。
ただ,それを指摘するとたいていの人は困った挙句に言葉を失ってしまうので(いや別にそんな野暮なことはしたことないですよ。自分が指摘された時がそうだったというだけで。),確認はしないけど。

で,ですよ。上記のアルバムはYUKIのソロベストなんですが,ここ最近のYUKIの曲は,このセンサーにどうも引っかかるんだよなあ。
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ぽちこ

  • Author:ぽちこ
  • 「心理学的見地からの人と動物の関係論」を追っかけている,質的研究好き。好きな言葉は「精進」。
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    似てるモンスターははぐれメタル。
    好きなガンダムキャラはランバ・ラル。

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