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2005年12月29日 (木) | 編集 |
見てきましたよ,スケート。

全日本フィギュアスケート選手権&エキシビジョン。
シンボルアスリートが代表に決まったことで,ニュースサイトで侃侃諤々言われてるようですが,ちょいとおいらの私見を。

安藤は確かに調子悪かったです。そこは否めない。
なんですが。
代表3選手と浅田真央,中野の差は,見た目結構歴然なんですよ。
それは多分,表面的な,テクニカルな問題ではなくて。
午前中の順位の低い選手から全部生で見て分かったのですが,あのね,後者2人は銀盤上の世界の広さが違うのです。
それは表現力,というものと一番近いかもしれないけど,それだけじゃ言い表せません。
低順位の選手は,技術力も表現力も曲との調和もあまりってかほとんどなくて(いや,それでもおいらみたいなずぶの素人とはダンチなんだろうけど,素人と比べられても嬉しくないだろうと思って),がんばって飛んでます~,回ってます~,という感じなんですよね。
見た目ほとんど派手さはないのにそこで失敗もする,と。
スケーティングでイッパイイッパイ。
銀盤上の世界がどうの,というレベルでは全然ない。

中順位から一桁に食い込むくらいのグループは技術力もそこそこ以上あって,表現力も同様。
この辺りから,氷上にスケーターそれぞれの「世界」が広がり始めます。
関係ありませんが,ここに属する澤田奈也ちゃんは,もう少し技術力が上がったらすごくステキなスケーターになる気がするのです。
致命的な怪我さえしなければ,4年後はいちおし選手な予感~。

そして上位グループですよ。
真央ちゃんもすべり,中野も滑りました。
それはもちろん素晴らしかった。
しかし。
何というか,真央ちゃんはまだ,スケートを自分のためだけに滑っている感じがするんです。
そして中野は,まだ観客の視線を受け止めきれていない気が。
だから二人とも,世界が小さい。

優勝した村主が演技を終えて涙したのは,上の階まで観客が入っていてくれて,感激したからだそうです。
「見てくれているお客様に恥ずかしくない演技を」と以前から言っていたのは荒川。
「4回転を期待しているお客様に応えたい」とは安藤の弁。

インタビュー等を見聞きしていても「お客様」という単語が出る回数は,代表3人からの方が圧倒的に多い。
言葉だけじゃなくて,多分彼女らは,全ての観客に自分の演技を伝えようとする努力を怠っていない。
それが決定的な差となったのではないでしょうか。
画面で切り取られてしまうTVでは,それは多分伝わらないのだと思いますが。

ぶっちゃけ,浅田・中野どちらも「人に見せるスケート」というものの真髄を,まだ掴みきっていないように思うのですよ(中野は努力してるのが分かるけどね)。
その原因は場数によるものかもしれないし,キャリアによるものかもしれないし,よく分かりませんが。
でもこの,「見せるスケート」が出来ているかいないか,というのがやっぱり大きいと思うのですよね。
自分の演技を人に見せるということを強く意識しているからこそ,彼女らがシンボルアスリートに選ばれたのかもしれないし。

何にせよ,決まったからには,がんばってきて欲しいな。
応援するからさ。

特に荒川静香さんのスケーティングの優雅さに惚れこんでます→人気blogランキング
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テーマ:フィギュアスケート
ジャンル:スポーツ
コメント
この記事へのコメント
なるほど~・・・。
やはり画面を通して、なおかつ、「解説者」やら「コメンテーター」の言葉を通してしか見ていないのと、直に演技を見たのとでは、伝わってくる情報量(?)が、格段に違うんですね。

テレビを見ていると、浅田まおちゃんは、あちこちで「天才」とか言われていて、画面を通してみても、上手に見えるので、この人がダントツに素晴らしい演技をしているんだろうなー・・・と思っていたんですが・・・。

なんだか、ひなさんの記事を読んで、ぼくも、直に演技を見て、いろいろと感じてみたくなりました(^^)
2005/12/29(Thu) 17:02 | URL  | 10月 #-[ 編集]
おすすめですよ~。
>10月さん
もうね,ぜんぜん違います。<情報量
選手が登場してきた時に観客が醸す空気,選手がそれに応えるように演技を練り上げていく様子,演技が終わって点数が発表される時の館内の緊張感など,おいらの乏しいボキャブラリーでは「空気」としか言いようのないものが体育館にいっぱいです。
あれはその場にいる人しか体感できないですね~。

フィールドワークを専門にしてる人なら興味を持つんだろうな~。見るべきものが多くて大変でしょうけど(^^;

真央ちゃんは,テクニカルな面に関しては多分ダントツではないかと思います。
ただ,今現在の恵まれた体躯が高度な技術を引き出し,その技術が彼女の演技を支えているように見えるのです。
んが,その技術には情感をさしはさむ余地はないような感じがしたんですよね。
そこが多分ネックだったのだと思います。

なので4年後のバンクーバーでは,キーパーツである彼女の体がより俊敏な子どもらしさを失って,大人の女性へと変貌してるでしょうから,その辺を含めてどう変わっているかが要注目ではないかと。

とにかくプロでもアマでも,フィギュアは一度生で見るのを強く強くおすすめします!
あとプロレスも生でw
2005/12/31(Sat) 01:17 | URL  | ひな #grcoP6NM[ 編集]
おおー
時代は浅田真央だなー、と思っていた自分にとって、
おおー、と思わせられるエントリでした。

もっとも、採点基準が変わり、現在では、
表現力よりも、客観的な指標に重きがおかれて点数化されるので、
少なくとも採点基準上は、浅田にとって有利ではあるはずなのですよね。

それはともかく、私も見にいって、
生で見たーい!
ひなさんのエントリを読んで、ひなさんのいう違いを、
私も実感したくなりました。
来年は、いくぞー!
荒川はもういないかもしれませんが
(今さらながら、「女王」とまで呼ばれた彼女を見たい・・・。)、
村主や安藤らは、まだまだ現役でいてくれそう。
真央ちゃんもこれからだし。

これまで、女子に比べて盛り上がりに欠けた男子も、
高橋と織田の対決は、最後まで目が離せませんでした。
先日の大会で勝って大泣きしたという織田も、
愛される人のように感じます。
2005/12/31(Sat) 01:21 | URL  | 臨床心理士デスマ #M6Ne3TqU[ 編集]
no title
おっとひなさん、ちょっと時間差。

> なので4年後のバンクーバーでは,キーパーツである
> 彼女の体がより俊敏な子どもらしさを失って,大人の女
> 性へと変貌してるでしょうから,その辺を含めてどう
> 変わっているかが要注目ではないかと。

そうなのですよねー。
これから、脂肪の割合が増え、女性らしい身体になるであろう一方、
どうしても体重の割りに、筋力は落ちていくであろうと思います。
それでもって、その身体でトリプルアクセルがやはり飛べるのか、
もっといえば、現在の技術を大筋でキープしつつ、
表現力を加えていけるのか、
はらはらします。

そのあたりの危惧があってこその、
今回の「特例出場待望」「同情論」があったのだと思います。

今回、浅田が五輪に出られないことを、
個人的に非常に残念に思っていますが、
でも、ぜひ真央ちゃんには、上記の心配される点を、
なんとかカバーして、
バンクーバーでは、日本代表として金メダルを取ってほしいです。

かな漢字変換の「まお」の第一候補が、
すでに「真央」になってしまっている私・・・。
2005/12/31(Sat) 01:33 | URL  | 臨床心理士デスマ #M6Ne3TqU[ 編集]
ぜひぜひ。
>デスマさん
すっごくいいですよー。<生フィギュア
競技とエキシビジョン両方生で見ることをおすすめします。
特にエキシビジョンは氷上のにセッティングされた席で観れますから迫力満点。
お値段かなり高いですが,直に声かけたり花束渡したり握手したりできますよー!
因みにうちの相方は新横浜のショーの時,その席を取って,真央ちゃんとミキティと握手したそうです。

最安値のA席でも空気は十分味わえますし結構ちゃんと見えますが。

新採点基準でも,荒川さんはいわゆる構成点であるファイヴコンポーネンツで8点台をたたき出してますからね~(真央ちゃんは7点台)。

安藤も技術点は転倒により低かったですが,ここは高かった。実は回転もさることながら,注目すべき点はこっちだったりするのかなーと。
因みに彼女が期待されている4回転サルコウは,実はトリプルアクセルより点数的には低いのですよ。
それでも彼女がそこにこだわるのは,やはり観客の期待に応えたいがためなんじゃないかなー。

静香さん,今季で引退だそうですが,プロに転向してくれないものでしょうかね~。
競技はきつくても,演技そのものには脂がのってきてると思うんだけどな。彼女の表情のオーラをもっと見たいと思っている人は少なくないはず。

織田くんは将来もっと実績を積んだのち,プロに転向した姿が楽しみですね(と勝手に彼の進路を予想してみるw)。
前回の五輪のメダリスト,アレクセイ・ヤグディンもエキシビジョンに来てましたが,確かな技術と自信に裏打ちされた演技の魅せ方はやっぱり抜群でした。
本田くん(今季で引退)も織田くんもあんな感じになったらいいなー。
2005/12/31(Sat) 01:49 | URL  | ひな #grcoP6NM[ 編集]
おお,時間差。
>デスマさん
>これから、脂肪の割合が増え、女性らしい身体になるであろう一方、
>どうしても体重の割りに、筋力は落ちていくであろうと思います。

まあ,今のミキティがその罠にはまってますからねえ。
回転数よりも技術の緻密さ・正確さを追求していった上で年相応の表現力も身につけていければ,十分カバーできると思うんですけどね。
今の採点法だと,荒い大技よりも正確で美しい中技が評価されやすいみたいですし。
そのあたりが,エントリで触れた澤田奈也ちゃんとの違いでしょうか。
奈也ちゃんは今のところ 表現力>技術 ですからね。

バレエとかジャズダンスとかパントマイムとか,フィギュア以外の表現法をもっと学んで身についたら,真央伝説第2章の始まりでしょう。

因みにうちのパソコン,「真央ちゃん」はとっくの昔に第一候補,「ミキティ」さえも一発変換です。
2005/12/31(Sat) 02:00 | URL  | ひな #grcoP6NM[ 編集]
no title
村主の終わったときやキス&クライでの泣きそうな顔はよく見るけど芝居がかってて嫌い
2005/12/31(Sat) 17:52 | URL  | saaya_holic #-[ 編集]
>saaya_holicさん
ああ,分かる気はしますw
んが,それさえも生の雰囲気の中だとうんうん,頑張った頑張った,とうなづけてしまうのですよ。
ライブマジックですかねえ。

コメント返しが年をまたいでしまいました;
2006/01/02(Mon) 22:09 | URL  | ひな #grcoP6NM[ 編集]
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