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2006年04月02日 (日) | 編集 |
春ですね。
北国は天候不順ですが,それでも降るのが雪ではなくて雨だという時点で,春ですね。

ところで,皆さん,春は好きですか?
おいらは好き嫌い以前に,だめです。
この季節,すぐに胸がいっぱいになってしまいます。

それでなくとも今年は,いろいろなことがありすぎましたし。

祖父の逝去。
入試は失敗。
いきなり最悪な形で遠い人になってしまった友人。
全員を入学当初から知っている,FSの子どもたちの卒業。
学会やサークルのOB会での,懐かしい面々との再会やら。
2度にわたって頓挫した自分の研究計画とか。

いい,とも,悪い,とも決められないような出来事が多すぎました。
寂しいけど嬉しい出来事もあり,楽しいけど切ない出来事もあり,でも残念な出来事は徹底的に残念で。
ひとつひとつに,自分の中で折り合いをつけるという作業はしてきましたが,それにはやっぱりかなりの労力を要したようです。

けれど,それでも,季節はめぐる。
それでも,春は来る。

おいら元々外的なものに対して,少々過敏気味ですんで,input過多だったこの3ヶ月,気づかないうちに感情のコップがいっぱいいっぱいになってしまってたように思います。
そうなるともう,ほんのちょっとしたことで表面張力が失われて,何をするまもなく,堤防が決壊するように涙してしまう体質であることに,最近気がつきました。

まあ,出かける前にこの本を読んで涙が出た時点でヤバくはあったのですが。

photo
無鹿
遠藤 周作
文藝春秋 2000-05

by G-Tools , 2006/04/02



歴史上ではささいなことや,日常の何でもないことが丁寧に書かれているこの本を読んで涙が出るのは,もう末期的症状だな,と思ってはいたのですが。
まあ学会に出ちゃったらそんなことかまってられませんやね。

そんでもって27日に全ての旅程を終え,その日の午前の便で北国に帰り着いたわけですが。
その時に乗ったモノレールが,だめでした。

もう,そもそも,進行方向に背を向けて座った時点で,だめ。
開けていく景色ではなくて,流れていく景色を目の当たりにするわけですから,どうしても感傷的になるでしょう。
バカですねー。他にも席あったのにさあ。

そんでもって,目の前に,素敵な若夫婦と,1歳になるかならないかのめんこい赤ちゃんが座ってたっつーのも,だめ。

その赤ちゃんがね,まず,りんごのほっぺをしてたですよ。
ふくふくで,まんまるのほっぺして,つやつやのやらかそうな髪をして,お母さんと向かい合わせで,お母さんに寄りかかって,ぐっすり。
ほいで途中,何かの拍子にその子が起きたですよね。
ぽけーっと,両親の顔を見てるその子に,お父さんとお母さん,くすっと笑って,「おはよう」。
その子はまた,りんごのほっぺをお母さんの胸に押しつけて,寝なおしました。

それだけです。
たった,それだけ。
それだけで,もう,だめ。

コンタクト使用時なら,コンタクトの不具合ちうことでごまかせるんですが,生憎そのときはメガネ。
こぼれちゃった涙をすんごい苦労してさりげなく指でぬぐいながら,こりゃいかん,と外を見たら。

今度は,東京の,お世辞にも綺麗とはいえない運河の向こう岸に,桜並木が5分咲き。
そこへ,ちょうどチャリでおじちゃんがやってきたと思ったら,自転車を止めて,降りて,見上げるですよ。
じーっと。
そんで,その姿が,桜とともに,遠く小さくなっていくわけですよ。

もうね,もーう,だめ。
ほんとだめ。
そのまま,何だよう,みんなしておいらを泣かす気かよう,と,奥歯を噛みしめながら,羽田に着いたんでした。

疲れてると,いいことないっす,ほんと。

もし街角で泣いてるおいらを見ても変人扱いしないでくださいね→人気blogランキング
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