Still, Life goes on.

真実は人の住む街角にある

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生きる力てなんじゃらほい。

森の木陰でどんじゃらほい。
という唄を,かなり後まで森の木陰でどんじゃらをやるんだと思ってたおいらですこばわ。

いやいや,今回はそんなお間抜けな話じゃなくってですね。
最近よく考えるですよ。
「生きる力」って何なのか?と。

学力論とかとも通底するかもしれんのですが。
何でおいらがそんなスケールのでかいことを考えるようになったかというとですね。

おいらがかかわってるフリースクールには,特学も見学に行ったけどこっちを選びました,ていう子が結構多いのですよね。
そんで先日,そういうご父兄の方のお話を伺う機会があったですよね。

その方は,特学に見学に行った際,うちで学んだら紐が結べるようになりますよ,風呂敷で包んだりできますか?って訊かれて,違和感を抱かれたのだそうですよ。
で,続けておっしゃるには,

「紐の結び方や風呂敷の包み方が『生きる力』につながるんだろうか?
 靴紐が結べなければ,危なくないように靴の中にしまえばいいんだってことを知ってればいいじゃないか。
 風呂敷がダメなら紙袋だってあるんだってことを知ってればいいじゃないか。
 だまされない程度に計算はできて欲しいけど,分からないことがあったら人に聞けばいいんだっていう,戦略みたいなものが持てるようになってくれればいいと思う」

とのこと…。

毎度ながら,親御さんの言葉の重みってすごいなあ,というのが,おいらの素直な感想です。
涙出そうになったのは内緒ですけどね。

で,考え始めたわけですよ。
生きる力って,なんなんすかね?

学力=生きる力,の全て,ではない,ということは分かるんですが。
少なくとも,この親御さんの中での生きる力,というのはすなわち,世界を知り,世界と渡り合える力なんじゃないかということもうすぼんやりと見えてる気がするわけですが。

不登校にしろ,発達障害にしろ,今ある「学校」や「社会」のあり方を問う,看過できない現象だと思うのですよね(って,誰も看過してないけどさ)。
その問い方はたいそう厳しくて,だからこそ混乱が起きるわけで。
でもってその問いのさらに根源にあるのは,すごくスケールの大きい,「生きるとは何か」とかそういう問いなのではないかと思うのです。

そうした,困難を抱えた子どもたちの問いに,我々大人は答えを用意せねばならないと思います。

それがどんなに難しくても。
研究者であろうと,なかろうと。
臨床家であろうと,なかろうと。

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*Comment

やっぱり書いてしまいました。

うーん、あまり書くと深みにはまりそうで何ですが、スルーできない話題だったので書きます。

私は特学もぽちこさんの言うような「生きる力」を育むところだと思っています。
しかし、自分の力でできるところはできるだけ伸ばすと言うことが前提かもしれません。
現実的に考えると、大人になるにつれ、紐靴じゃない靴を探すのが難しくなるから紐結びを練習したり、風呂敷結びは手指の巧緻性を高めるためにやっていたりと色々目的があるんだとは思います。
親御さんに説明する時は、特学に来た方が様々なスキルを身につくことができると言うことを前面に出すこともあるかもしれないと思います。
そのため、そういうコメントになったのかなーという気がします。
でも、それって特学でできることの一つであり、全てではないと思うのです。
スキルが身につくことで本人が自信をつけたり、活動の幅が広がったり、またできない場合は誰かに手伝ってもらうためにサインを出したり・・・。
色々伸ばせる面があるのではないかと。
そこを意識することが大切なんじゃないかと思っています。

自分も仕事していてともすれば子どもを見る視点が「できる・できない」という面ばかりになってしまいそうになるときがあります。
技能面を伸ばすことも大切なことですが、それだけにとらわれることないようにしなければーと思っています。

話がずれるかもしれませんが、時々「かわいがられる子にならないと将来が大変だ」ということばを聞くのですが、これが引っかかっていて。
うーん、確かにそうなのかもしれないけど、それでいいのだろうか。
もちろん嫌われる子を育てようとは思ってませんが、何だか納得できません。
障碍のある人は人間関係をいかに円滑に進めていけるかというのが求められちゃっている現状があるように感じています。
でもそれって支える側のありようによっても変わるだろうし、はたして支える側はどうなっているのか・・・と。(迷惑をかける程度にもよるのでしょうが)
さらっとしか読んでないですが、『こんな夜更けにバナナかよ』のような生活ができればいいのに・・・と思ったりします。

いつもの事ながら長々と失礼しました・・・・。
  • posted by てぃぱな
  • URL
  • 2006.05/28 19:11分
  • [Edit]

例えば

こんにちは。毎回楽しみに読ませていただいております。

生きる力……教育学部にいた僕にとっても考えさせられることが多すぎてまだ全くもってまとまらないのですが、連想して1つ、印象的な話を思い出したりします。確か、そだちの科学かなんかに載ってたのでご存知かも知れません。

田舎の小学生が、畑にできてる野菜を(無断で)収穫してそれを道端で売ってそのお金で遊んでいた、という話。

うーんまぁ「生きる力」って言ってしまえばそうだけど違う、と。むしろその前段階かなぁと。何でか唸らされた話です。

生活科の指導要領とか読みながら、生きる力、といいたいことは確かに分かるけれど、それを指導要領に載せた時点でどこか違う意味へ変わってしまってるような気がしてます。
むしろ、教育って何だろう、と。もう一回素朴なところから考えなきゃなんねーんじゃね? とかそんなことも思ったりも。

んー何を言いたいのか分からない、といか自分でも全くまとまっていないので申し訳ないのですが、もくもく連想してみました。

そうそう。「誰も知らない」のDVD買ってしまいました。すんごく見たいわけじゃないけど、なんでか手元に置いておきたい。怖いけど。「リリィ・シュシュ」もどっか同じような理由で手元にあったりします(笑)

長々と失礼しました。
  • posted by truru
  • URL
  • 2006.05/29 08:07分
  • [Edit]

お返事遅くなりました。

>てぃぱ
あなたは食いついてくれると思ってましたw

>スキルが身につくことで本人が自信をつけたり、
>活動の幅が広がったり、またできない場合は
>誰かに手伝ってもらうためにサインを出したり・・・。

そうなんよね,最終的にはそこを目指しているんだと思うのよ,特学の先生方も。
だけんども,子どもと親御さんにそこのところが伝わってないことが多いんじゃねーかと思うのさ。
見学行って風呂敷結べますかって訊かれたらそりゃちょっと考えるよなあ,と。
理想的なのは,風呂敷の結び方で世界と渡り合う方法を教えることができればいいんだけどさあ。
ぜーたく言えば楽しく,ね。

特学でなくてもそれは同じことで,たとえば,数学教えることで世界を教える,とかさ。
できるはずなのよ。そんでできてる人ももちろんいるはずなのよ。
少なくともおいらはそう信じる。
んだけど,いろいろ聞いちゃうと,ねえ。

>それって支える側のありようによっても変わるだろうし、
>はたして支える側はどうなっているのか

そーね。それって裏を返せば可愛がられる人でないと支えてもらえないつーことで,可愛がられるような行動しか基本的には許されないってことだもんな。
社会の許容量が減ってるってことになるのかねえ。
可愛がられるような子でないと困ったことになりやすいのは,障碍のあるなしに関係ないだろうにねー。
「可愛がられる」ってことの内訳にもよるような。
  • posted by ぽちこ
  • URL
  • 2006.06/01 14:54分
  • [Edit]

お返事遅くなりました;

>truruさん
コメントありがとうございました。

>生活科の指導要領とか読みながら、生きる力、と
>いいたいことは確かに分かるけれど、それを指導要領に載せた時点で
>どこか違う意味へ変わってしまってるような気がしてます。

同感です。それってそもそも書かないと先生方に伝わらないことだったのかなあ,と。
おいら教育に関しては門外漢ですが,話を聞くだに,この先どうやって生きていくのか,理想とされる生き方ってどんなんなのか,その生きる道筋を,今までは教科教育を通して教えられていたはずで,その気骨はどこへ?って感じなんですよね。

だからこそ,教育って何だろうという問いは,生きるって何だろう,という問いとニアリーイコールだと思うのですよね。
だからこそ皆さん熱くなるわけでw

誰も知らない,いいですよね。
観てるだけで胸が苦しくなるものって,手元に置きたいような遠ざけたいような,何ともいえない気持ちになりますよね。

リリィ・シュシュで印象深かった市川隼人君があっちゅう間にたくましい青年になってしまったのが何とも感慨深いですw
  • posted by ぽちこ
  • URL
  • 2006.06/01 15:21分
  • [Edit]

案の定食いつきましたよ(笑)

言葉のやり取りって難しいから、うまく伝わらないこともあると思うのですが、最初にこのエピソード読んだときには「勿体無いなぁ・・・」って思いました。
親御さんのお考えになっている方向性との違いもあるのでしょうが。

>特学でなくてもそれは同じことで,たとえば,数学教えることで世界を教える,とかさ。

私は教師の仕事ってそういうことだと思うんですよね。
自分の専門科目を教えるんじゃなくて、それを通して何かを伝えたいっていう・・・。

うーん、色々と話をしたい、話を聞きたいことがたくさんあるのに、なかなかぽちこさんに会う機会が作れない。
残念です・・・。
  • posted by てぃぱな
  • URL
  • 2006.06/02 18:18分
  • [Edit]

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  • 「心理学的見地からの人と動物の関係論」を追っかけている,質的研究好き。好きな言葉は「精進」。
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    似てるモンスターははぐれメタル。
    好きなガンダムキャラはランバ・ラル。

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