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【何もない人生】嫌われ松子の一生【なんてない!!】

観ましたよ。観てきましたよ。嫌われ松子の一生
もうね,中谷美紀ちゃんがえらく可愛かった。
それにつきます。

この本によれば↓
嫌われ松子の一年嫌われ松子の一年
中谷 美紀

ぴあ 2006-05-10
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女優をやめようかと思うくらいに中谷美紀にとっては過酷な現場だったようですが,観れば納得。
それくらい壮絶な役です。
(しかし某特集番組で中島監督は「『美人女優・中谷美紀』が撮りたかった」と言ってたんですが,この差はいったい?w)
中島徹哉監督の前作は,ご存知下妻物語ですが,それと同じテイストを期待すると,えらいしっぺ返しを食らいますよ。


物語は,ヒロイン松子の訃報が,その甥・笙のもとに舞い込むところから始まります。
松子の実弟・笙の父は,出奔して人を殺め,故郷から遠く離れた場所で孤独に死んだ姉の人生を「つまらない人生だ」と切り捨てますが,心ならずも伯母・松子の人生を紐解いていく甥・笙は,伯母の人生がつまらないものなどではないことに,次第に気づいていく…。

ストーリーをごく簡単に言えば,そんな感じ。
観客は笙とともに,松子という人がどんな人物か,どんな人生を送ったか知っていく,という仕掛けです。

で,中谷演じる松子はどんな人物なのか。

一言で言えば,愛しすぎる女,でしょうか。
しかも,実らない愛。
オール片思い。
オールすれ違い。
それでも松子は,愛することをやめない。
「愛」は名詞ではなくて動詞なのだということを体現するかのように。

その姿は壮絶だけどどんくさくて,憎めなくて,いたいけで,けなげで,この本のヒロインを思い出しました。
わたしが・棄てた・女
わたしが・棄てた・女

松子の愚直なほどに人を愛し続ける姿,そして唐突で不条理とも思える最期のせいかもしれません。

ついでに,紐解かれていく松子の人生模様を彩る歌の存在も欠かせない。
B000EZ888W嫌われ松子の歌たち
サントラ 木村カエラ ch feat.B-BANDJ
ワーナーミュージック・ジャパン 2006-05-24

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ちなみにこのCD,BONNIE PINKやら木村カエラやら,キャスト同様めっさ豪華です。
でもやはり特筆すべきは中谷美紀本人による「まげてのばして」でしょう。
透明感のあるVocalは相変わらずで,嬉しくなってしまいました。
じつはおいら,もともと中谷美紀の歌声萌えだったですよ。
その萌えを書き出すとキリがないので別エントリに書くとして。

観終わっての感想は,『つまらない人生,何もない人生なんてこの世にはひとつもない!』ってことですかね。
人生フェティッシュ見事に強化されますた。

ドラマチックなだけが人生じゃない(松子のそれは十分すぎるくらいドラマチックだけど)。
何もない人生なんてない。
知って面白くない人生なんてない。

いや,おいら以前ある人から,自分の研究について,
(障害も病気も)何もない人の人生を見ても何も分からないんじゃないの?
といわれてブチ切れたことがあったですよ。
それと,今年の福袋で,買った人の人生を映画化します,という企画があったじゃないですか。
それについて,ワイドショーで脚本家が,
その辺にいる人のありふれた人生なんて,映画化してもひとつも面白くないでしょ(プ
とかのたまってたの見て,えらく頭に来たこともあるですよ。
そういう忸怩たる思いからしたら,ねえ。

とにかく,この「嫌われ松子の一生」,少し悲しくて,とても愛しくて,だいぶエネルギッシュで,観終わったあと,元気になれること請け合いです。

そしてやっぱり中谷美紀萌え→人気blogランキング
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*Comment

>といわれてブチ切れたことがあったですよ。

ブチ切れて当然です。
ってか、やっちゃってくださいまし。
  • posted by moo
  • URL
  • 2006.06/07 10:54分
  • [Edit]

羨ましいです

psy-pubです。

「人は誰でも一生でひとつだけ小説が書ける。それは自分の人生である」(うろ覚え。シナリオだったかも)って言ったのは誰でしたっけ? ウォーホールは「15分の間なら誰でも有名になれる」だしなあ。文化人なら文化人らしくそれっぽいこといっときゃあいいのになあ,なんて。

さて,僕も嫌われ松子観たいフラストレーション暴発寸前なわけですが,

>人生フェティッシュ見事に強化されますた

人生フェチ! フェチなのに対象でけえ!ってことですごく気になった次第です。

ということでお邪魔しました。また遊びに来ます。
  • posted by psy-pub
  • URL
  • 2006.06/08 15:21分
  • [Edit]

>mooさん
やっちゃえ…るんでしょうか(^^;
いや,やっちゃいます!

>psy-pubさん
>文化人なら文化人らしくそれっぽいこといっときゃあいいのになあ,なんて。

ほんとですよねー。
そんなお粗末な「人生」観で,面白いドラマが書けるのか,と小一日(ry

>フェチなのに対象でけえ!

でかいですかねえw
いや,もう,ひと様の語りを聞いてると,生きるってすごいことだ!
と感動&感激することしきりなのですよね。
あとは,文学でも専門書でも,プロレスラーでも芸能人でも,作品や言説よりも,むしろその裏にある,その人の生き様や生きた軌跡の方が,なぜか気になるのです。
別に,好みの流れの人生があるとかではないですよw
またいらしてくださいね~。
  • posted by ぽちこ
  • URL
  • 2006.06/09 00:34分
  • [Edit]

恥ずかしながら、TBさせていただきました~。どきどきw
  • posted by aoi
  • URL
  • 2006.06/13 23:18分
  • [Edit]

>aoiさん
わあい,どもども~。中谷美紀ちゃん,可愛かったっすよねえ。
  • posted by ぽちこ
  • URL
  • 2006.06/15 00:54分
  • [Edit]

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