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2006年06月17日 (土) | 編集 |
いやね,この本から,人とペットを巡るいろんなことが分かったわけですが。
4762825034ペットと生きる―ペットと人の心理学
B. ガンター Barrie Gunter 安藤 孝敏
北大路書房 2006-05

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そんでもって,この本読んで以来,アタッチメントラヴなわけですが。
4623041077アタッチメント―生涯にわたる絆
数井 みゆき 遠藤 利彦
ミネルヴァ書房 2005-04

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これらをどうにか自分の関心領域に結び付けてーなー,というのが目下の課題なわけですよ。
そんでね,先行研究をいろいろ読んでくうちにですね,アタッチメントスタイル≒パーソナリティー(の原型)なの?なのなの?という疑問が湧いてくるですよ。
この認識って,合ってるんでしょうか?

何でそんな感触にこだわるかというとですね。

「ペットと生きる」の方では,ペット飼育者とそのパーソナリティーの研究についてレビューがされてたりするわけですよ。
たとえば,犬飼ってる人はこんな人~,とか,猫飼ってる人はこんな傾向が~とか。

けど残念ながら,犬を飼ったからそういうパーソナリティになったのか,それともそういうパーソナリティ傾向のある人だから猫飼ってるのか,ということまでは分かってないのですよね。
そりゃ測定しにくい罠。
そこんとこの不明瞭さももちろん書かれてはいるんですが。
でもその手の研究は確かにアトラクティブではあるし,動物飼育者と非飼育者の比較検討なんかもされている。

犬派とか猫派とか,飼い主の人物像とか。
ペットを飼ってる人の対人関係スキルとか。

ペットとパーソナリティについての論文読んで,さらに,パーソナリティ(の原型)≒アタッチメントスタイルであると仮定すると,少々疑問が湧いてくるのです。

利様のご本では,加齢とともにアタッチメントスタイルは固定化していく,とあるんですよね。

その固定化の過程って,明らかになってるんでしょうか?

そんでもって,固定化されつつあるアタッチメントスタイルには,修正の余地はないのでしょうか?

それとも,固定化のプロセス=修正の繰り返しなんでしょうか?

おいらが足りない頭で考えるに,それがどのようなものであるにせよ,アタッチメントスタイルちうのは,いろいろな経験による修正を繰り返しながら,自分なりの他者との関係性を築いていくためのスキルにつながっていくのではないかと思うのですが。

んで,その「いろいろな経験」の中に,動物飼育経験も含まれるのではないか,と思う,てか思いたいのですよね。

他者とのやり取りを通してアタッチメントスタイルが固定化されていくならば,その“他者”に,動物もなりうるのではないかと。
だからこそ,愛着対象喪失のひとつのバリエーションである,ペットロスが成り立つんだと思うのですよ。

うーん,まとまりつかないなあ。
もちっと勉強します。

やっぱ無理があるかなあ…→人気blogランキング
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コメント
この記事へのコメント
>んで,その「いろいろな経験」の中に,動物飼育経験も含まれるのではないか,と思う,てか思いたいのですよね。

こういうのですかね↓
タイトル:Pet ownership in childhood and socio-emotional characteristics, work values and professional choices in early adulthood.
資料:Anthrozoos, Vol 14(4), 2001. pp. 224-231.

タイトル:Children with pets do not show higher empathy: A challenge to current views.
資料: Anthrozoos, Vol 16(4), 2003. pp. 298-314.

タイトル:Empathy and attitudes to animals.
資料:Anthrozoos, Vol 18(1), 2005. pp. 18-27.

みーんな同じ雑誌だけど・・・
一応アブスト中にattachmentは入ってると思う。

ちなみにpet lossで愛着も扱ってるの↓
タイトル:Pet loss: Issues and implications for the psychologist.
資料:Professional Psychology: Research and Practice, Vol 34(4), Aug 2003. pp. 414-421.

by PsycINFOでざーっと検索
2006/06/19(Mon) 02:12 | URL  | izugaeru #-[ 編集]
アタッチメントスタイルの修正方法って興味あるトピックです。
アタッチメントは研究が膨大すぎるから,最新の体系的知識を得るのが大変ですよね・・・
分かったら教えてください!
2006/06/19(Mon) 02:24 | URL  | izugaeru #-[ 編集]
>izugaeruさん
>アタッチメントは研究が膨大すぎるから,最新の体系的知識を得るのが大変ですよね・・・

そうなんですよ_| ̄|○ il||li
アタッチメントスタイルは固定化するするとは言われてるんですが,その過程について言及してる研究て見当たらなくて。

アタッチメントスタイル→パーソナリティへ,と一足飛びで進んでる研究はよくみるのですけれどね。

それにしたって,パーソナリティ特性については散々言及されているけれども,パーソナリティの成り立ち方についてはあまり触れられてなくて。

アタッチメントスタイルは,関係の持ち方の中に「無意識的に」発現するそうなので,そこを見るのは大変なのかなあとか思ってみるのですが…

なので,こちらこそ,分かったら教えてください!w

資料ご教示ありがとうございます~。
ペットロスの方向からも調べなおしてみますかね…。
以前探してきたペット愛着尺度,確認してみましたが正直首を斜め45度に傾げたくなる感じでした(^^;

ちなみにAnthorozooちうのは,人と動物の関係学に特化した雑誌です。
でも,国内で置いてる図書館少ないんですよねーv-292
2006/06/19(Mon) 08:14 | URL  | ぽちこ #grcoP6NM[ 編集]
アタッチメントの修正(再体制化と言うらしい)といえば,僕の友人が修論で去年やってました。発表前だから詳細はあれですけど,面白かったですよ。

でもまぁ,大人のアタッチメントは「介入しにくい」変数として扱われているみたいで,最近の流れでは,ターゲットではなく,アウトカムなりなんなりを予測する側の変数に回ってるみたいですねぇ。
2006/06/20(Tue) 00:08 | URL  | Deco #SFo5/nok[ 編集]
>>ひなさん

そうだそうだ。大人愛着が形成されてく過程といえば,

Mikulincer, Shaver & Pereg (2003) Attachment Theory and Affect Regulation: The Dynamics, Development, and Cognitive Consequences of Attachment-Related Strategies. Motivation and Emotion, 27(2), 77-102

なんてどうでしょうね。パーソナリティと言うと語弊がありそうですけど,アタッチメントに関連する感情制御方略の形成を,発達的観点から詳しく述べてます。とはいっても発達心理学っていうか,社会心理学マナーなんですけどね。

ここからDLできます。
UC DAVIS ADULT ATTACHMENT LAB.
http://psyweb2.ucdavis.edu/labs/Shaver/index.htm

普段アタッチメントの話ができないので,ついついエキサイトしてしまいました・・・。
2006/06/20(Tue) 00:14 | URL  | Deco #SFo5/nok[ 編集]
attachmentとpersonalityと言えば,以前borderline personality disorderの論文を読んでたときに頻出でした。http://blog.livedoor.jp/izugaeru/archives/50363295.html 参照。

まあ,精神医学系になりますけど。
測定はしっかりしてるっぽいので,無意識レベル以外でも測定できるかも。でも脳機能画像とかだったら無理ですけどね・・・(そういうのもありました)
2006/06/20(Tue) 21:00 | URL  | izugaeru #-[ 編集]
お返事遅くなりました;
いやー自分の無知はさらしてみるものですねえ(ほくほく
Decoさん,izugaeruさん,ありがとうございます。

>Decoさん
修正ではなく再体制化,と(メモメモ
なんとなーく,まだなんとなーくですが,そのプロセスこそが関係発達の道筋ではないかと思うのですよね。
お友達の修論も興味津々でございますよ。
DLしたものを今消化中です。ありがとうございます。
アタッチメントの発達…発達…うへへへへ(壊

>izugaeruさん
確かに人格障害にアタッチメント理論援用出来そうですもんね。
その辺も要おさらい,と(メモメモ
アタッチメントと脳画像…想像つかない;でも面白そうですね。
何だか先行研究眺め渡してるうちに,自分の発想がいかに泥臭いか改めて…orz
2006/06/25(Sun) 10:30 | URL  | ぽちこ #grcoP6NM[ 編集]
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