2007年01月09日 (火) | 編集 |
鼻水の洪水にあって鼻の頭が一皮むけましたぽちこですこにちわ。
今日から仕事始めです。
いやほんとは土曜からだったんですが,体調不良で中途半端な形になってしまったので,今日からあらためて。

で,表題ですが,バランスと言ったらこれ↓

Balance(バランス)Balance(バランス)
銀色 夏生

角川書店 1989-11
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ではなくって,知識のバランスの話です。
おいら常々思うのですが。

援助への知識の反映の仕方って,守破離が大事よね,と。

守破離ってのは武道の言葉で,最初は型を守り,後にそれを崩して(破って)自分のものにし,最後には型から離れていく,という意味だったと思うのですが,これって知識を得たその後の,理想的な過程なんじゃないかと思うですよ。

とりわけ大事になってくるのはバランスで。
知識を通してその子を見ることと,その子をそのままに見ることのバランス。

でもこのバランスを保つこと自体がなかなかに難しいことなのかもしれないなあ,とぼんやり思ったり。

発達障害についての知識をまったく持たず,子どもをあたまから問題児扱いしてしまう人。

逆に,発達障害というメガネでしか子どもを見られなくて,子どものことを「アスペちゃん」とか呼んじゃう人。

どっちも同様に罪深いと思うのです。
その子にきちんと向き合っていないという点で。

知らなさ過ぎるのはだめです。
でも知識を持ってることに慢心してもだめです。

そのあたりのバランス感覚を保ててる人って,どのくらいいるんでしょうかね。
あんましいない気がするんですけど。

たとえば専門書も,発達障害を類型化して,かかわり方をシステマティックに示すものと,その反対に,一人ひとりを大事にして関わろうとする姿勢を示すものと,2つに分かれる傾向があると思うのです。

どっちも大事,というのがおいらの結論なんですが。

ここで厄介なのは,慢心型の人は前者の本を後ろ盾にして,自分の持ってる知識の正しさ(not関わり方の妥当性)に満足の色を濃くしていき,知識なし組の皆様は後者の本を参考に,知識を持つことと知識そのものを否定してかかることが多い(ような気がする)ことです。

あくまでおいら個人の感覚によるので,一般化は出来かねるんですが。

「アスペちゃん」だから仕方ないのよ!こんな乱暴なADHDには関われない!と嘆いてるそこのあなた。
知識は持ってるだけじゃ意味ないんですよ。

何も知らんと「この子はとんでもない問題児です!」と断定してしまってるそこのあなた。
その子に「問題児」のレッテルを貼ることで,楽になってるのはあなただけですよね?

そんな人々両方に聞きたい。

その子が好きなこと,5個以上言えますか?
その子が好きなもの,5個以上言えますか?
その子がどんな時に笑って,どんな時に顔を曇らせたか,思い出せますか?


「免」れる「力」を「強」くする,と書いて「勉強」です。
何から免れるかって言ったらピンチからでしょうね。
ピンチのときほど勉強のし時ってことですよ(あれ,耳が急に痛くなってきた)。

知識を持つことと勉強することは違う。
知識を持つことでも知識を無視することでもなく,ただ純粋に,勉強すること。

目の前のその子が勉強させてくれますよ。もしかしたら一緒に勉強できるかもしれませんよ。

ついでに,現場の人たちが効率よく「勉強」できるように,研いて究めることを使命としたおいらたち研究者がいるですよ。

頑張りましょうよ,もう少しだけ。

頑張ってほしいんです,もう少しだけ。→人気blogランキング
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テーマ:心理学
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
やややー
銀色夏生のバランスといえばこれでしょう
http://www.amazon.co.jp/BALANCE-%E9%8A%80%E8%89%B2%E5%A4%8F%E7%94%9F/dp/B000064PJD/sr=8-23/qid=1168426210/ref=sr_1_23/503-4804574-4545553?ie=UTF8&s=music
銀色夏生が好きっていうのは自分にとってどっか照れてしまうとこあるけどダメねこのCDはどうしようもないほどめちゃくちゃ好きで好き過ぎる。(本文テーマとズレたコメントごめんなさい)
2007/01/10(Wed) 19:55 | URL  | カカ #-[ 編集]
わわわ
そんなものが出ていたのですねー(n‘∀‘)η゚・*:.。.
き,聞いてみたい…

銀色夏生,おいらも好きですよー。
「ロマンス」がアンティークな詩集風で,すきです。

『 ロマンス ロマンス
 二人という恋     』
2007/01/11(Thu) 01:13 | URL  | ぽちこ #grcoP6NM[ 編集]
ものっすごく私と合わない、正直に言えば嫌いな人が
銀色夏生のファンだったのが
私が銀色夏生の名前を知ったきっかけだったので、
なんとなく作品避けててほとんど読んだことないんですよね・・・。

正直に言って大好きなカカさんとぽちこさんがお好きなら
一度読んでみようかしらん。
2007/01/11(Thu) 09:00 | URL  | 千尋 #qF9X6Cp6[ 編集]
もったいない~
>千尋さん
わかるっ。
おいらも,きらいなタイプの子は決まってドリカム好きなので(ドリカムの世界に酔える自分に酔う,みたいなタイプの子ですw),一時期ドリカム嫌いでしたw

ちなみにおいら,少女っぽさは銀色夏生,少年/青年くささは谷川俊太郎の右に出るものはないと信じております。
初期は甘すぎる感じがするかもですが,上記の「Balance」や「ロマンス」なんかは静謐でお勧めです。
写真がとても美しいです(ロマンスは写真なし)。
ちなみに「わかりやすい恋」ではデビュー前の森高千里ちゃんの姿が拝めます。
2007/01/11(Thu) 18:08 | URL  | ぽちこ #grcoP6NM[ 編集]
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