2007年08月22日 (水) | 編集 |
試写会当たったので見てきました。
プロウィンドサーファー・故・飯島夏樹氏の半生を描いた映画、「Life 天国で君と逢えたら」。

以前、飯島氏の最期の日々を描いたドキュメンタリーを観ていたこともあって、内容的に見ても、やっぱりドキュメンタリー>フィクションだよなーと思っていたのですが、予想に大きく反して、いい映画でした。
飯島氏が世界のトップに躍り出るまでの日々、夫人と結婚して一女三男をもうけた幸せの絶頂期、肝細胞癌を宣告され闘病生活の末に亡くなるまでの風景が、丁寧に、過不足なく描かれていたように思います。

何よりも、飯島氏が愛してやまなかったであろう、ハワイの空と海の美しさと言ったら!
基本あっついところが大キライで超苦手なおいらでさえ、うわー行ってみてえ、と思ってしまうほどのきれいさ。
闘病の幕開けは東京なのですが、その東京の狭くて低くて灰色の空と、ハワイの広くて高くて真っ青な空の対比が素晴らしかった。

それにしてもなあ、自分が飯島氏の立場だったとして、10歳になるかならないかの娘から
「パパ死なないで」
なーんて泣きながら言われたら、切なくて死んでしまうよな。
実際そのシーンでダダ泣きしたしな。
ダダ泣きポイントは他にもいろいろありましたが、ネタバレになっちゃうので公開は控えます。

まあ、当たり前なんだけど、それまでの日々が幸せで充実したものであればあるほど、別れはつらい。

風に抗うことなくウィンドサーフィンを全身全霊で楽しんだ飯島氏だからこそ、死ぬことをさえも自然のこととして受け止められたんでしょうかねえ。

観終わったあと、悲壮感ではなくある種の爽快感のようなものが残ったのも、飯島氏のそんな姿勢をうまく見せてくれていたからかもしれません。

ウィンドサーフィンの試合の模様も迫力満点でした。
飯島氏を演じた大沢たかおもよかったですし。あの人ほんといい年の取り方してますね。

難を挙げるならば、夫人役の伊東美咲ちゃんがちっとも母親に見えなかったことでしょうかね。
恋人時代はまだしも、あの若さ・あの生活感のなさで4児の母っていうのは少し無理があるような。
ついでに言えばも少しざっくりした雰囲気の人だったらもうちょっとしっくりしたのではないかと。

そして相変わらず、声の出どころが高音か低音かの2つしかない感じなのが惜しい。
美咲っちゃんの低音ボイス、おいら結構好きなのですが、声の使いこなしのチャンネルが高いか低いかの2つだけっぽいので、どうにも一本調子に聞こえてしまうのですね。

ルックスについても、もちろん美人さんなんだけど、日焼け顔が致命的に似合わない。
なんつーか、東京23区な女優さんなんだなあ、と思った次第。
後半はだいぶ風景になじんでたので、まことに惜しいのですが。

しかしそれを差し引いても観て損はない映画だと思います。

桑田佳祐によるテーマソングも、優しくて少しもの悲しく、けれどさわやかで、観たあとに残る気持ちとよく似ています。

風の詩を聴かせて風の詩を聴かせて
桑田佳祐

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大切な人がいるあなた、必見かもしれません。

おすすめ度:★★★★☆

公開は25日から。→人気blogランキング
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