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個人的映画大賞:4~8月

ぽちこ@久しぶり感タプーリ でございます。ご無沙汰しております。一応生きてます。
※そしてさくっと日付詐称。最初にエントリを作成した日時でお送りいたします。

8月ですね。しかも半ばですね。あっちゅうまですね。
かつては映画見るたびにレビューしてましたが,最近はそんな余裕もなく過ごしておりまして。
で,今回思い切ってまとめてうpしてしまえと,思ったわけです。
はい,そんな怠惰な理由で今回はレツゴーでございます。

4月からこっちに観た映画は以下の通りです。

実録・連合赤軍あさま山荘への道程
ラスベガスをぶっつぶせ
西の魔女が死んだ
ザ・マジックアワー
休暇
ジャージの二人
闇の子供たち
アフタースクール
非現実の王国で―ヘンリー・ダーガーの謎
クライマーズ・ハイ

・・・さて。
えー,偏ってんじゃねーのかとかミーハーだなぽちこよ( ´,_ゝ`)プッとかいうのは置いといてですね。
よかったですよ。どれも。
ええ,クライマーズ・ハイを除いて。(好きな人すみません;)
おかしいよねえ,キャスティング&演技はばっちり,原作もそこそこ面白い,それでなんであんな中途半端な感じになるのかなあ。
日航機墜落事故の悲惨さ凄惨さ,企業内での軋轢,生き馬の目を抜くブンヤ業界,親子間・夫婦間の葛藤などなど,全部に手を出して全部が残念なまとめ方になってるってのは,ちょっとなんかもう,ねえ。
久しぶりに堺雅人の黒い演技が見られて良かったけれども。
期待度が高かった分,裏切られ感は大きかった…。

で,この中でトップ3を決めるんなら,そうだな,「連合赤軍」と「休暇」「闇の子供たち」,ベスト1は「闇の子供たち」ですかね。

「連合赤軍~」については,そのうち別記事で書こうと思ってますよ。以前からおいらが持ってたのと同じ仮説を持ってる人がいたのね,ってことで。
結局60年代の学生運動って,青年期の八つ当たりだったんじゃないかっちう仮説なんですが。
要するに,あれですよ。「理由なき反抗」ってやつ。
自己同一性が拡散しちゃった人たちが,それを求めてやらかした,盛大かつ大迷惑な革命ごっこ。
監督はその視点でもってあさま山荘までの道程を見事に描き切っていると思いました。
ああ,この時の事や当時の心性を始末できてないから,団塊の世代ってのは独特の気持ち悪さがあるのだなあと納得しました。
そんでもってこの映画,かなりの低予算だったみたいですね。それであの出来はすごいと思う。
運動する学生たちを目の当たりにしていた当時から監督は「子どもの遊び」だと言っていたそうなのですが,その「子どもたち」を描き切るのに私財を投げ打って挑んだ監督は,「大人」として真剣に向き合ったんでしょうなあ。
一見の価値ありです。

次。「休暇」。
これはなあ,何と言っていいか,何とも言えない後味です。なんせ題材が死刑執行。そしてやっぱりキャスティングがナイス。
新婚旅行の休暇をとるために死刑執行作業の大役を担うことにした刑務官に小林薫,その妻に大塚寧々,死刑囚に西島秀俊。
原作は淡々と,本当に淡々と話が進んでいくわけですが。本当に,ストーリーが「展開」するんじゃなくて「進行」してる感じ。
映画のほうはもう少し細やかですね。
主人公が休暇のために死刑執行時の死刑囚の「支え役」になることに対して,ちゃんと葛藤するのがいい。
主人公の行動に,ちょっと不可解な点があるのですが,その点をつなげていくと,ありえない裏設定にたどり着けてしまう(まあたぶんそんな設定はおいらの妄想ですけど)のもいい。
いやあ,最初,大塚寧々の元旦那(主人公の義理の息子の実父でもあるわけですが)が西島秀俊だったんじゃね?とか思ってしまいましてね。
元旦那について訊かないとか,息子に泣いて謝ってたりとか,まあそんな貧弱な理由から妄想しただけですけどね。
しかし小林薫はやはり名優だなあ。そして大塚寧々も,ちょっと疲れたアラフォー女性をやらせたら天下逸品ですね。
そして西島秀俊は,かつては暗さを秘めつつもさわやかな青年をやることが多かったように思うのですが,最近は見事に,何というかスモーキーな役柄もはまるんですねえ。稀有な人だ。

で,栄えあるベストワンは「闇の子供たち」。
これはねえ…よく映画化できたもんだなあと思います。内容が非常に重い。ほんっとに重い。

臓器移植しか助かる見込みのない日本の子どものために,生きたまま臓器を提供させられるタイの子ども。
先進各国のペドフィリアたちのために生贄のようにその身を売買され,ボロ雑巾のように捨てられる少年少女。
何とも気が重くなるテーマですよ。
原作も読みましたが,いやーあ,えぐかった。いろんな意味で。

闇の子供たち (幻冬舎文庫)闇の子供たち (幻冬舎文庫)
(2004/04)
梁 石日

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映画の方は,それでいてエンタテインメント性もしっかり確保してあるのが,すごいとしか言いようがない。
あんまり触れるとネタばれになっちゃうし,ネタばれしちゃうと面白み半減しちゃうので触れませんが,最後のあのどんでん返しの,オセロの駒が一気にパタパタパタッと黒になる時のような,あの驚愕と戦慄は,「やられたっ!」と歯噛みしたくなります。
ある登場人物が抱えた秘密の暴露によって,その人物の行動の意味がすべて,本当にすべて真反対になるのです。
本当に,非常によくできた仕掛けですよ。
役はどれも難しく,キャストそれぞれが本当にはまり役なのですが,特筆すべきは宮崎あおいちゃん。
福祉の世界にいがちな,キレイゴト大好きな自分探し女子が,本物の福祉の実践者になっていくその過程を,見事に演じ切っています。

重い内容ですが,映画でしかできないことをやりきっている,ちゃんと映画している映画です。
一見の価値ありです。マジお勧め。

ほかの映画についてはまた追々。

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