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ポストモダンはスティグマ霧散の夢を見ない

突然ですが,おいらどっちかって言えば,研究者としてはなんちゃって社会構成主義者だと思ってます。
どの辺がなんちゃってかと言うと,まずは理解の浅さですよね。なんせスペック悪いから<マイブレイン
あとは,“自分が目にするものの意味”は社会的に構成されている,という限定つきで社会構成主義に賛成しているあたりも「なんちゃって」だ。
自分のデータを分析してる時とかは特にそう思う。

限定つきなのはなぜかと言えば。

社会と人との相互作用の中で意味が生まれてくる,それは確かにそうだと思う。
何というか,おいらのピーマン頭での理解だと,社会構成主義というのは研究者が研究に向かう時の,一つの構えだと思うのですよね。
数多くある作法の一つ。
そう考えると,とても厳しい作法のような気がしますけどね。

でも臨床屋として,社会に生きてそこで生活障碍とでも言い得るようなものと対峙せざるを得なくなったひとたちと対話をしてみると,そこに本当に相互作用があるのかどうか,疑わしいよなあと思うことが多々あります。

たとえば子どもなら,通級に通うことを勧められた,特別支援級へ転籍することになった,大人なら,精神科病院に通っている,ないしは入院することになったとか。
これらのことで自己評価や自尊心がダダ下がりになる,下手すりゃ外傷体験にもなり得るということは想像に難くない。てかそれが一般的だ。
こういった事どもの持つ強大で容赦のない意味の力と言うのは,相互作用以前,あるいは枠外にあるのではないかと思うのですが,どうでしょうか。

臨床屋として,お子さんや親御さんに,特別支援級への転籍や通級を進めることはざらにあります。
でも,親御さんや何よりも本人が,今後生きていく時代や地域の中でそうすることの意味に,今後の人生ずっととらわれ,足をすくわれ続けるかもしれないという不安と怖れを抱き,躊躇することも,「当然ながら」ざらです。
福祉用語でいうところの,スティグマってやつですね。

それを受けることがなぜ「当然」なんでしょう。

それは,誤解を恐れずに言ってしまえば,特別支援級なり精神科病院なりが,この日本では,未だに社会の「外」にあるからじゃないでしょうか。
一度出たらなかなか内には戻れない,「外」。
それとも,この「外」も,そこに出されることによるスティグマも,実は社会による共同幻想なんでしょうか。
それにしては,あまりにも冷酷で強固すぎやしませんか?

そんな風に考えた時,問題になってくるすべてが共同幻想であると考えるよりも,相互作用の分け入る隙を与えないくらい厳然とそこにあり続ける,生成も変容もしない「意味」やその積み重ねである「現実」ってのはやっぱりそこにばっちりあるんだと考える方が,今のわたしには腑に落ちる。

だってさ,仮に共同幻想だとしましょ。
おいらからしたら,で,それがいったい何なのさ?と言いたいですよ。
幻想だってすることで,目の前のこの人たちの孤独感や疎外感は霧散するの?しないでしょ?
しないんならそれこそ意味ないじゃん。
と思ってしまうおいらはまあやっぱピーマン頭なんですけどさ。

その人にとって,世間てものが「あるとしか思えない」のなら,それは確かに「ある」んじゃないでしょうか。
幻想でも何でもなく,そこに,確かに。
んで,それに対する方法を示唆できる人って,いるんすかね。
わたし?できるわけないすよ。

筋金入りの社会構成主義者の方からすれば,こんな議論は幼稚かつ噴飯もので,あっちう間に看破されてしまうでしょうけれど,でもやっぱその方がしっくり来るんだよな。
それはもしかしたら臨床屋としては負けの範疇に入るのかも知れませんが,でもそっから始まるものもあるんじゃないの?
変えることのできない,変わらない現実というのはちゃんとあって,それと対峙した時にどうしたらいいのか,その答えは,ポストモダン的構えでは出せないのではないでしょうか。
とはいえ,論理実証モードでも出せるとは思わないけれど。

ま,どっちでも何でもいいんですけど,固定化してしまった現実をうまくやり過ごす方法,誰か考えてくんないですかね。
過去に学べとか,そういう抽象論でなく。
だって過去だって今だって,スティグマはスティグマのままじゃんか。
それとも,Goffmanとか読んだらちょっとは何か分かるようになるかしらん?

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