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2009年09月18日 (金) | 編集 |
前から少し違和感を感じていることばに、「研究の人」「現場の人」というのがあります。
言葉が、と言うよりも、それが用いられる文脈の方に、かなあ。>違和感

いわゆる研究畑において、
「あの人は現場の人だから(プ」
と言われる「あの人」は、要するに、かっちりとした研究にはそぐわない人である、ということであり。

逆に現場において
「あの人は研究の人だから(ヘッ」
というのは現場にふさわしくない人よね、ということを表現するための、別の言い回しであり。

何というか、そういう区別の仕方って、イヤンな感じがするんですけどさ、でもやっぱりそういう人っているにはいる。

研究において、よく言って非常に直観的、悪く言やあ思い込みかつ主観的な主張をする人には、さすがのおいらも
「あああ、頼むから現場にだけいてくれ、これを以って研究だとか言うな」
と思いますよ。
逆に、総論だけ教科書的にうまくて、個別事例になると全然だめな自称「研究者兼臨床家」を見るとおぞぞぞっとしますし。

とはいえ、やれ研究の人だ現場の人だと言われたり言ったりするのって、個人的な印象のほかに、環境の要因も大きいような気がするんですよね。
その場がそれぞれ、臨床や研究について積極的か回避的か、というのが大きい気がする。
研究なんてウツクシイことはここじゃやんねーんだバカ、という場もあるでしょうし、研究が奨励されている現場では、研究するという行為へのあこがれが良くも悪くも蔓延していて、あれれれ、なやっつけの結論を出して
「研究しました!」
っておだってる人もいたりするしな。

しかし残念ながら、研究って、たぶんそんなに派手なことではなくて、1本の論文の中で、研究者がたどりつけるのってホントにちょびっと、しかも超大したこと無かったりもして、しかしその大したことない結論を導くために、研究者は七転八倒しなくてはならないわけで、とても憧憬を抱かれるようなものではない。と思う。

そして同様に、臨床にしたって、自分の働きがクライエントの人生をちょっとでも支えられたかっつったらまあそんな実感が持てることなんてほとんどなくて、外から言われるほどきらきらぴかぴかしたもんじゃないですよね。

結局臨床も研究も、両方とも地味で地道な作業であることに変わりはなく、研究の人、臨床の人、という断じ方をする人というのはおそらく、これら二つの営みの共通項が分かっていないか、あるいは言われる側の態度や姿勢や振る舞いがよほどひどいかのどちらかなんじゃないかと。
そして後者の場合、このような言い回しをする人は、とても優しい人なのではないかと。
こう思うわけですよ。
でも優しいのと親切なのは違うからなー。

わたしは今のところ幸いにも、研究畑で会う人達にも臨床で会う人たちにも断じられたことはないですが、もし言われるとしたら、さくっと一言
「お前、向いてねーよ」
と言って欲しいかな。その方が親切だと思う。うん。
・・・なんだかよくわかんないオチだけどまあいいですかね。

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