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2005年11月30日 (水) | 編集 |
先週土曜日,早稲田大学で開催されたシンポジウム「動物とのかかわりと子どもの心の発達」のレビューをば。

早稲田駅について早々,会場と反対方向にすたすたと歩いて行っちまい,大遅刻したおいら○| ̄|_

遅れて入った最初は京大の矢野智司先生による話題提供。
面白かった!!!
動物との関わりの,生物的次元と社会的次元の二側面からの考察のエレガントさといったらもう!
シンポジウム終了後にもお話させていただいて,帰宅後さっそく先生のご本を買いました。
4326298723動物絵本をめぐる冒険―動物‐人間学のレッスン
矢野 智司

勁草書房 2002-10
売り上げランキング : 304,767

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子ども向けの動物絵本を「人は動物に何を求めているのか」という視点から読み解いたご本だそうで,まだ手許には届いてませんが,楽しみです。
メアドも教えていただいたので,読んだら感想メールをさせていただくつもり。
お話の中ではくまの子ウーフが如何に名作かということについても盛り上がってしまったりw

くまの子ウーフ
4591069478神沢 利子

おすすめ平均
starsコドモの頃、大好きだった!
stars素直なウーフ

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続いて柿沼先生の話題提供。
人が他の動物との生活を求める原因のひとつは,様々な意味での安全感を求める「本能」から来ていると考えるバイオフィリアという考え方について,詳細を知ることが出来たわけですが…。
バイオフィリアそのものについてはとても面白いと思うし,矢野先生のおっしゃる「生物的次元」の話ともリンクすると思うし,太古から人間にとって他の動物は獲物であり食料であり続けて来たということから見ても,妥当な話だと思います。
なんですが。
何故それを心理学徒でいらっしゃる柿沼先生がおっしゃるのでしょうかね。
これって行動学や生態学の分野の話だと思うのですが,違うんでしょうか。
そんでもって,行動学にいくら詳しいと言えど,やっぱり畑違いの心理学徒が口にしてもあまり説得力ないのでは?
畑違いの分野に片足突っ込まなくても,我々心理学徒にはそれなりのアプローチ方法があると思うのですよ。
要するに,もう少し,心理学者としての見方を示していただきたかったなあ,と。そこだけが違和感として残りました。
バイオフィリアという考え方を,心理学者・柿沼先生がどのように思われるのか,その辺をきっちり表現していただきたかったです。

次は動物を利用した教育を展開されている,まえまえからおいらがお話をうかがいたかった森田和良先生。
筑波小での実践を分かりやすく,楽しく報告してくださいました。
モルモットを飼い終えたあと,飼育した児童だけじゃなく父兄の方々にも感想を書いていただいたとのことで,その一部を紹介してくださいました。
それ読んだおいらの感想。
これ,すっげーーーーーーー,分析したい。
てか,父兄と児童,両方に聞き取りしたい。

今回報告された児童は確か既に皆さん小学校を卒業しているとのことで,聞き取りするには誠にちょうどいいのもまた…。
って他人のふんどしで相撲とるのはいかんですが,でもそう思ってよだれが出そうなぐらい,森田先生の実践は魅力的でした。
先生がもともと理科の先生であるというのもこの実践が魅力あるものとなった原因かも。

で,ここで意図的に一人飛ばして,麻生先生による指定討論。
「パンツをはいた熊」と「野生の熊」という動物の二側面を,人間はうまく使いまわしている,という言葉には禿しく納得。
確かに熊はプーさんやらパディントンやら,可愛いイメージがある反面,赤カブトみたいな香具師もいるわけで,社会的次元と生物的次元の典型的な象徴として機能してますよねえ。
なぜか犬はそうはならないんだけど。
パンツはいたグーフィーはいるけどプルートっつー「犬」も同時に存在するのが犬だもんねえ。不思議。
絵本・バイオフィリア・教育実践という,少しずつ重なりながらも少しずつ異なる分野をつらぬく視点を,最後に与えてくださいました。

全体的には非常に有意義なシンポジウムだったと思います。
ええ,ひとつを除いては。
そのひとつについては,別のエントリに。
上記のすばらしい内容と同じエントリに書くのもおぞましいので。

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