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【ホメオパシーとか】研究者兼ニンプの立場で考えてみるよ★その2【自然分娩とか】

さて、続きです。
まずは妊娠・出産編。

おいら、妊娠・出産に関わる場面でホメオパシーが登場することを読み解くキーワードのひとつは、恐らく「自然」であると考えます。
具体的には、

1.「人為」に対する「自然」
2.「人智」に対する「自然」
3.「人工」に対する「自然」

の、3つです。

まず、自然分娩の「自然」は1と2のミクスチャーなんだろうなと何となく思うわけですが。
近代医療的行為(=人為)に対しての「自然」、近代医療を生みだした人智に対する「自然」。
しかし良く考えてみれば、近代的だろうが旧式だろうが、出産の介助は人智が生み出した「人為」であって、何を以て「自然」とするのか、その判断は非常に難しい。
さらに、その分かりにくいあいまいな尺度でもって近代医療VS(いわゆる)自然分娩という対立図式に持ち込んでも、多分お話にもならないでしょうねえ。
だってものさしがみんな違うんだから。

さてこっからエスパーしてみます。

なんで少なくない数の妊婦が自然分娩やら経膣分娩にこだわるのか?
簡単です。

まずは、お産自体がイベント化していること。

まあ確かに、もともと妊娠出産はでかいライフイベントなわけですが、それが社会の変化に伴って、お祭り化しちゃってること、これが背景。

次に、こんだけお祭り化してるわりに、妊婦に入ってくる情報の多くが、あいまいな経験則に基づいた「自然」をよしとする思想に偏りがちだから。
その最たるものが、「元気な子が生まれてくるのが当たり前であり、生まれてくる子どもの健康状態の悪さは出産前の母体にすべて原因がある」という、世間の裏表に浸透している悪しき思想ではないかと思います。

これがまた、たーくさんの母親たちの身体性を通して脈々と受け継がれてますから厄介でねえ。
「産む者/産んだ者」と「産めない者/産まない者」のあいだには、どうやら、暗く冷たく深い溝があるようで。
そして「産んだ者」は往々にして、自らの言説に反するものを封殺しようとさえしますからおお怖い。
したがって、経験者の言説は、未経験者のそれによって塗り替えられることなく、むしろ圧倒しちゃってますからね。
身体怖いよ身体。

おいら妊娠してから面白がって、いろんな妊娠本やら妊娠出産関連商品のパンフを読みましたが、だいたいどれにも共通して書いてあるのは、

・アルコールダメ!(そらそうでしょうね)
・喫煙ダメ!(そうでしょう)
・塩分・糖分は控えめに!(これも異論なし)

という三つで、ここからがあやしくなってくる。

・乳製品ダメ!(お子がアレルギーになるかららしい。でもその根拠はないらしい)
・卵ダメ!(同上)
・添加物ダメ!(ノーコメント)
・農薬ダメ!(ノーコメント)
・洗剤使用ダメ!(のーk(ry)

で、極端になると

・肉食ダメ!マクロビイイ!

とかなってくるわけですが、まあこのあたりは多分ほとんど根拠がないでしょうねえ。
結局のところ、生まれてきたお子の健康度と母体の栄養状況との関連があいまいなんで、こういったトンデモな言説が幅を利かすんでしょうね。
ちょっと考えれば、母体の栄養状況は母体の健康状況の目安ではあるでしょうけれど、でもそれがすべてではないことは分かりそうなもんですが、しかしお産に関する奇々怪々はあんまり解決もされてないみたいだし(少なくとも妊婦にはそう見える)、昔から言われてることは確かだろうとか思ったり、新しく出現したものはとりあえず敬遠しとけ、的なね。
そんな感じなんじゃないでしょうか。

どんどんアップデートしていく、分娩を巡る医療技術の進歩に、妊婦やまわりがついて行けてないとかね。
ついていけなけりゃ信じる気にもならないでしょうし。

ああ、あと自分の身体への軽い不信感もあるでしょうねえ。

で、そこへ付け込むように、ホメオパシーやら自然分娩やらのご登場ですよ。

あなたの身体を信じて大丈夫!
抵抗力や産む力なんてみんな「自然に」持ってるんだから!
それを最大限に伸ばすのがこれよ!(ホメオパシーを手にキリッ

的な言葉をかけられれば、不安の強い人ならイチコロでしょうね。
でも、そう言われて乗っかっちゃうひとを責めることは、おいらには出来ないかな。

こんなのほほん妊婦のおいらでも、一応添加物とか避けてみた時期もありましたもん。
けど今はもう諦めた。添加物と無縁の生活なんて、おいらだけに限らずほとんどの現代人は無理なんじゃないでしょうか。
ならば自分なりの付き合い方を覚えた方がいい。
(あ、ちなみにおいらの添加物との付き合い方の基準は超シンプルに、「んまいか/まずいか」、あとは時間と状況。時間ある時はちゃんとかつおだしとるけどない時はほんだしです。どんべえだって食べちゃうし。でも人工甘味料はまずいから嫌い。ビール風味飲料も、混ぜ物してあるのはまずいので、大麦とホップのみでつくってあるのを飲んでます。)

ま、おいらってば安定期はいる前に飛行機で長距離移動しちゃうし軽い登山しちゃうし、妊娠初期には妊娠に気付かずに酒飲んじゃった不良妊婦ですがね。
でもこれが生真面目な人や神経質な人だったら、そりゃあもう大変なんじゃないでしょうか。

おいらだって別に不安がないわけじゃない。
でもおいらがラッキーなのは、その手の不安や不信に、的確に答えてくれるDrや助産師さんがいるクリニックにかかっていることだと思います。
プロの妊産婦はいないけど、Drや助産師さんはプロだし、と思ってもいるし。

対人専門職の基本でそ?
相手を不安がらせずに(注:無責任に安心させることではない)、相手と協働して安心と安全を確保すること。
おいらが通ってるとこは、それがうまい人がとても多い。
これは本当にラッキーでした。

おいらが、話に聞く自然派専門職が嫌だなあと思うのは、妊婦や家族の不安や不信感を事前に煽って(というか一部メディアが既に煽ってる)、自分のイデオロギーに合流させようとするところです。
他に対する攻撃性とか、まるでカルトじゃん。

あ、そか、カルトだからまじめないい人が引っ掛かるんだ。
自分で書いててガッテンしてしまった。

おおっと意外と長くなってしまいました。
でもまだ続きます。もう少しだけお付き合いを。

次回は多分ホメオパシー@獣医療の巻です→人気ブログランキング
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