2005年12月17日 (土) | 編集 |
先日のエントリ【結構】発達と臨床って【カルチャーショック】に,発達臨床庵のmooさんからコメントいただきましたので,おいらの無知と無学をさらけ出しつつお返事してみたいと思います(どきどき)。

>「ひなさんの研究は,発達と臨床と,どっちの分野に属するものなんでしょうかねえ」。

う~~~ん。「研究」であれば、そんな分野わけしなくてもよいのではないかとぼんやり思ったり


そうなんですよねえ。この分野わけの理由がイマイチわかんないんですよ。
この分野わけを採用した場合,何を研究すれば発達よりで,何を研究したら臨床よりなんでしょうかね。

「発達の見れない」っていうのが、ちょっと意味がわかりませんが。
「臨床」を肩書きにしている人間の中には、「見れない」という人はいてほしくないですね、願望としては。


すすすすすすすみません;
言葉足らずでした。
発達を見れない,というのは,その人の発達(生き様といってもいいかもしれません)を見られない,または,発達という視点からクライエントを見れない,という意味です。

でもって,発達という視点からその人を見る,ということは,とりもなおさずその人の人生そのものに思いを馳せることだと思うんです。

そう考えると,発達心理的な視点にたって見るということは,人間を全体的に捉えるのに欠かせないのではないかと思うのですよ。
何でかって言うと,この「全体的に捉える」ということが,将来の志望が病院臨床であれ,障害児者臨床であれ,臨床に携わるものならば,不可欠なものだと思うんです。
「治療対象」としてしか人を見られない,治療すべきもの,取り除くべきものとしてしか困難を捉えないというのは,臨床家の持つ思想としてあまりに寂しいし貧しい。
そしてあまりにも近視眼的なのではないかと。
障害の有無に関係なく,その人にとっての困難の意味だとか,それを克服することの価値だとか,そういうことにまで思いを馳せるのが臨床家の姿勢として理想的だと思うおいらは甘ちゃんなんですかね。

>発達心理と臨床心理のつながりって,すんばらしく有機的なものだと思ってたんですが,ホントは違うんでしょうか?

う~~~~~ん。そこで「発達心理」と「臨床心理」をわけてしまうことの意味がちょっとわかりません。


分けてる…のか?(自己洞察中)
この文だと分けてるように見えますね;すみません。
しかし何と言ったらいいのか分からない;;
何て言っていいのか分かりませんが,臨床心理学とは何ぞや,と聞かれたら,基礎心理・発達心理の粋を集めたもの,と答えます。
建物にたとえるなら,キモとなる鉄筋が基礎心理・発達心理なんじゃないかなーと。
それが減らされたり不当に細かったりするとやっぱりまずいのではないかと思うのです。

>一般に「発達臨床」≒「障碍臨床」というニュアンスを含んでいるような気がするのですが,

『一般に』はそうなんでしょうか?(激汗)
じゃあわたしも発達臨床の看板はおろさなきゃいけないです
ね(笑)。「発達全般にかかわること」だと勝手に理解して
おります。その中に障害児者臨床があるだけで。


うううすみません,過度な一般化をしてました;
訂正します,一般的に→おいらの周囲では,です。

でもなー。
おいらが何の気なしに「生涯発達に興味があります」というと,たいてい「障害発達」と聞き違えられ,発達障害に詳しいんじゃないかとか,知的障害について明るい人なんじゃないかとか,そういう訊かれ方をするもので;(いや,そりゃちょっとは分かりますが)。

そしておいらの知る発達心理学者は,抱きの研究してたり母子の視線のやり取りを観察してたり重い障害のある方と関わってたり,と多岐に渡ってるのですが(この裾野の広さに,おいらの中の「発達心理」の輪郭がボケているのやも知れません),そのなかでも知的障害・発達障害などに携わる人がダントツに多いのです。
それもあってのバイアスでした。

そして発達臨床=「発達全般に関わること」,と言われると,やっぱり発達臨床と臨床を区別することないんじゃ?と思ってしまいますよ。
ワロンの言うように,障害児者を識ることはそうでない人間を識ることだ,とも思いますし。

どんな障害もつまづきも「発達上の困難」という質的な意味においては,等しいのではないのかと思うのですよ。
それが器質的なことによるものであれば,その影響のインパクトは大きいと思いますが。

こんなまとまりない文章ですみません;

この辺はも少し煮詰めなきゃだなあ>自分→人気blogランキング
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